強い友情で結ばれたガチョウと馬、ペアで引き取ってくれる里親募集 米
(CNN) 米ペンシルベニア州の動物保護施設が、保護されたガチョウの「ヘミングウェイ」と、6歳のミニチュアホース「ワッフルズ」を一緒に引き取ってくれる里親を探している。
2匹を保護しているのは同州バックス郡にあるSPCA。ヘミングウェイとワッフルズは単に同居しているだけでなく、互いに引き離すことのできない関係にあるといい、「2匹のしぐさからも、この2匹が友達同士で一緒にいた方がいいことは明らか」と同施設のシンディ・ケリーさんは言う。
ワッフルズとヘミングウェイは、クジャク2羽とアヒル十数羽と一緒に、「本当に汚くて不衛生な環境」(ケリーさん)から令状に基づいて保護された。
ワッフルズは感染症から回復する途上にある。ヘミングウェイはワッフルズを守ろうとして極度に警戒心が強く、施設のスタッフが世話をしようと近寄ると、大きな鳴き声を上げたり羽をバタつかせたりするという。
スタッフのリンダ・レイダーさんはCNN系列局WFMZにこう語った。「私たちが投薬や注射に行くと、ヘミングウェイが私たちの前に立ちふさがって言うんです。『悪いけどこの馬は友達なんだ。今日は注射はいらないってさ』と」
ヘミングウェイは大胆な性格、ワッフルズは気難しい性格だといい、里親になる条件は2匹を一緒に引き取ること。「ワッフルズを引き取りたい場合はヘミングウェイも引き取らなければならない。ヘミングウェイの里親になりたければ、ワッフルズの里親にもなる必要がある」とレイダーさんは話している。