海岸を埋め尽くす氷の球体、フィンランドの島に出現
(CNN) フィンランド西部のハイルオト島で、卵形をした流氷が海岸に積み重なる光景が出現し、厳寒の中で訪れた観光客を喜ばせている。
ハイルオト島は、フィンランドとスウェーデンを隔てるバルト海最北端のボスニア湾にあり、50キロほど離れた対岸のオウルからはフェリーを使って30分で到達できる。
オウルからハイルオト島を訪れた観光客はCNNの取材に対し、「見たことのない、素晴らしい現象だった」「海岸が一面、氷の球体で埋め尽くされていた」と感嘆した様子だった。
こうした光景は以前に見たことがあるという別の女性も、前回はこれほど広大ではなかったと言い、今回は何キロもの範囲にわたって氷の球体に覆われているように見えたと話している。
氷の球体は海岸付近の海上が荒れてもろい氷の層がくだけ、冷たい水の中で重なり合って形成される。この氷が波に運ばれて海岸に打ち寄せられる過程で、角が丸くなって球状になる。