希少動物のクズリ、約100年ぶりに生息確認 米マウントレーニア国立公園

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米ワシントン州のマウントレーニア国立公園で肉食動物のクズリ3頭が発表された/Cascades Carnivore Project/NPS

米ワシントン州のマウントレーニア国立公園で肉食動物のクズリ3頭が発表された/Cascades Carnivore Project/NPS

(CNN) 米ワシントン州のマウントレーニア国立公園は20日、極めて希少な肉食動物のクズリが、100年以上ぶりに同公園に戻って来たと発表した。

メスのクズリとその子ども2頭は、肉食動物保護プロジェクトの研究チームと米国立公園局の連携によって発見された。

クズリは小さなクマのような姿をしたふさふさの尾をもつイタチ科の肉食動物で、陸上にすむイタチ科の動物の中では最も大きい。がっしりした体格で、短く丸い耳と小さな目を持ち、大きな足で雪の中も移動できる。

米国では48州で300~1000頭のみが生息していると推定され、目撃されるのは極めて稀(まれ)だという。

3頭の姿は研究チームが2018年に設置した公園内のカメラがとらえた。「ジョニ」と名付けられた母クズリは、授乳中のメスと確認されている。

カメラがとらえた3匹は、雪原から草原へと移動して、森の中に姿を消していた。

ワシントン州では偶然にも、生息地から遠く離れたロングビーチ半島の海岸と、ナセルの道路上でも、クズリが目撃されている。

クズリが人を襲うことはなく、人の姿を見かけると大抵は逃げてしまうと当局者は説明している。

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