ペンギンが道路の真ん中でウォーキング、警察が保護 英
(CNN) 英イングランド中部ノッティンガムシャー州で、道路の真ん中をヨチヨチ歩いていたペンギンが、パトロール中の警察官に見つかって保護された。
ノッティンガムシャー州警察の発表によると、同州ストレリーをパトロールしていた警察官が16日午前、道路の真ん中を「行進」している1羽のペンギンを発見した。
警察官はすかさず対応に乗り出し、「道路の真ん中でウォーキングしている理由について事情を聴いた」。その後、このフンボルトペンギンを近くの農場に帰宅させたとしている。
対応に当たった警察官は、「自分たちの勤務時間中にペンギンに遭遇して、とても驚いた」とコメント。「パトロール中は時々面白い事を見かけるけれど、道路の真ん中をペンギンが歩く光景は、これまでに遭遇した中でも特に奇妙だった」と振り返った。
「ポーポー」というニックネームを付けられたペンギンは、「写真撮影のためにポーズを取ってくれて、飼い主と連絡を取る間に警察官たちと仲良しになった」という。
ポーポーは約1.6キロ離れた家から逃げ出していた/Nottinghamshire Police
ノッティンガムシャー州警察の幹部は、「警察官は、難しい対応が求められるさまざまな事案に対応する訓練を受けている。ペンギンをすぐに飼い主と再会させることができてよかった」とコメントしている。
フンボルトペンギンは南米チリとペルーの太平洋に面した沿岸部に生息している。2016年にはペルー北部で民家に侵入して餌をあさっていたペンギンが、警察につかまって動物園に戻される騒ぎもあった。