狂犬病のボブキャット、妻襲う 夫格闘し投げ飛ばす 米
(CNN) 米ノースカロライナ州バーゴーの民家で妻のクリスティー・ウェードさんを襲ったボブキャットを夫のハッピーさんが格闘しながら捕獲し、地面へ投げ飛ばす騒ぎがこのほどあった。
ボブキャットは最後には射殺されたが、検査で狂犬病を持っていたことが判明。2人は共に噛(か)まれていた。地元テレビ局WECTによると、狂犬病の予防接種を受けた。
災難は2人がペットの老いたネコを獣医へ車で連れて行く際に発生。クリスティーさんは怒ったようなネコの鳴き声に気づき、正体を知ろうと車庫の方へ戻ったところ、ボブキャットと遭遇していた。
車2台の間を走り、路上へ逃げようとしたが、ボブキャットはクリスティーさんの手を噛み、背中をよじ登ってもいた。
ハッピーさんが妻の叫び声を聞き、車体越しに走り寄った時、ボブキャットが首などに噛みつこうとしているのを発見。ボブキャットを腕で押しのけるように妻から離し、両手で体を宙に突き出して攻撃を封じ込んでいた。
この後、ボブキャットを出来る限り遠くへ投げ飛ばしたものの、林ではなく自宅の方向へ走り込んで行ったという。
ハッピーさんは、正体は最初分からなかったがボブキャットと知ると狂犬病のことが思い浮かんだと振り返った。つかんでいる間に3度噛まれ、こぶしに食い込む歯の力も感じたという。
別の2人がボブキャットに襲われていた情報も知っていたとも述べた。