「殺人バチ」の巣を相次ぎ駆除、3つ目も特定 米ワシントン州

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オオスズメバチ/Shutterstock

オオスズメバチ/Shutterstock

(CNN) 米ワシントン州農務局(WSDA)は、「殺人スズメバチ」として知られるオオスズメバチの巣を駆除したと発表した。州内で巣が駆除されるのは今年に入って2つ目。同じ地域で3つ目の巣の場所も突き止めたとしている。

同州では先月下旬にも、ワットコム郡で見つかった巣が駆除されていた。この巣は9つの層でできていて、様々な成長段階の約1500匹のハチがいたという。職員が働きバチ113匹を巣から吸引し、網を張ってさらに67匹を捕獲した。

WSDAは11月末までオオスズメバチの駆除作業を継続する。

オオスズメバチは世界最大のスズメバチで、米国では2019年に初めて見つかった。WSDAはオオスズメバチが米国に定着するのを食い止めるため、自治体や州、連邦政府と連携して対応に当たっている。

当局によると、オオスズメバチは、ハナバチの頭をもぎとって殺す「大量殺りく」の習性があることから殺人バチと呼ばれる。もともとはインド北部から東アジアに生息し、ミツバチなどの巣を襲ってわずか数時間で破壊することもあるという。

米国では侵略的外来種として扱われ、カナダのバンクーバー島で2019年8月に初めて報告されたのを皮切りに、ワシントン州北西部で相次ぎ発見されている。

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