2500万年前のワシの希少な化石発見、餌はコアラ 豪州
アルカエヒエラクスは15センチ近い脚を持ち、大型の獲物をつかむことができたとみられる。今は絶滅したコアラの一種やポッサムなどの樹上動物を狩っていたようだと、研究チームは説明している。
化石は63の骨で構成されており、ピンパ湖周辺で見つかった種としては最高水準の保存状態を誇る。化石の完全さのおかげで、研究チームはワシ科の系統樹のどこに当てはまる種かを決定することができた。
漸新世のオーストラリアの環境は今とは大きく異なっていた。かつてのピンパ湖は樹木や森に覆われた緑豊かな生態系だったが、今日では乾燥した不毛の場所となっている。