NYのシェフお薦めの昆虫食、コオロギのチャーハンやクモの天ぷらも
世界の食料調達はますます困難になっている。土地は不足し、海洋では乱獲が進む。その一方で世界の人口は50年までに90億人に増えると予想され、食料生産はほぼ2倍に増やす必要がある。
食料生産は環境にも影響を及ぼしている。人間が発生させる温室効果ガスのうち、14~17%は家畜業界が排出しているとの研究もある。
FAOによると、コオロギは畜牛の6分の1、羊の4分の1、豚や養鶏の半分の飼料で同じ量のたんぱく質を生産できる。欧米諸国で昆虫をおいしいと感じてもらえれば、たんぱく質が豊富な昆虫は持続可能な解決策になり得る。
自分たちの食習慣が環境に及ぼす影響を抑えるために、「世界中で、特に私の住むアメリカで、昆虫食が普通になってほしい」とユンさんは考えている。