今度は人骨を発見、干ばつで水位低下の米ミシシッピ川
(CNN) 干ばつのため記録的な水位の低下が続く米南部ミシシッピ川の河川敷で、石を探していた女性が発見した骨が、人骨だったことが分かった。地元当局者が明らかにした。
ミシシッピ州コアホマ郡の検視官によると、発見されたのは下あごの骨や肋骨(ろっこつ)を含む人骨で、州の捜査機関が詳しい鑑定を行い、行方不明者と照合するためDNA採取を試みる。
発見者のクリスタル・フォスターさんはCNN提携局WMCに対し、15日に同州クラークスデイル近郊で家族と一緒に石を探していたところ、骨を見つけたと語った。河川敷はよく散歩しているが、今は水位が特に低下しているという。
フォスターさんは、恐らく人骨ではないかと思ってコアホマ郡保安官事務所に通報したと説明。「家族が踏ん切りをつけられるよう、被害者の身元が早く特定されてほしい。そうすれば私も少しは安心できるから」と語った。
人骨がいつからこの場所にあったのかは分かっていないと検視官は話し、「人類学者が調べればもっとよく分かるだろう」としている。
米海洋大気局(NOAA)によると、ミシシッピ川は数十カ所の測定で記録的な水位の低下が観測されている。
ルイジアナ州バトンルージュでも、住民がミシシッピ川で19世紀の交易船を発見していた。