米エクソンモービル、ロシアの石油事業から撤退

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米エクソンモービルの製油所=オランダ・ロッテルダム/Dean Mouhtaropoulos/Getty Images

米エクソンモービルの製油所=オランダ・ロッテルダム/Dean Mouhtaropoulos/Getty Images

(CNN) 米石油大手エクソンモービルは、ロシアの石油事業から撤退したと明らかにした。エクソンモービルは、ロシア政府が油田の権益を「接収」したと批判している。

エクソンモービルによれば、ロシア政府がロシア極東にある石油・天然ガス開発事業「サハリン1」の権益を一方的に消滅させた。

エクソンモービルの広報担当は、「我々はロシア政府や他のステークホルダー(利害関係者)と協力するためあらゆる取り組みを行った。ロシア政府は、2つの法令によって、サハリン1のエクソンモービルの権益を一方的に消滅させた。プロジェクトはロシアの事業者に移管された」と述べた。

エクソンモービルは今年3月、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、サハリン1からの撤退の手続きを始めていた。4月にはサハリン1からの撤退に関連して34億ドルの損失を計上したと明らかにしていた。

英シェルも5月にロシアでの潤滑油や小売りの事業について売却すると発表した。その他のロシアでの事業については段階的に停止する手続きを進めている。

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