米検察、トランプ氏元顧問に禁錮6カ月求刑 議会侮辱罪で
(CNN) 米連邦検察はトランプ前大統領の顧問の筆頭だったスティーブ・バノン被告に対し、議会侮辱罪での禁錮6カ月を求刑した。17日に提出された裁判所への勧告で明らかになった。
禁錮刑に加え20万ドル(約3000万円)の罰金支払いも求める考え。
検察によるとバノン被告は、保護観察所の行う判決前の調査で家族や仕事、健康などの質問には進んで答えたものの、財務記録の公開は拒否。代わりにいかなる額の罰金でも支払う用意があり、実際にそれが可能だと主張した。
検察は、昨年1月6日に発生した連邦議会議事堂襲撃事件を調査する下院特別委員会の召喚状を軽視することで、被告が事件を悪化させたと付け加えた。
バノン被告は7月、議会侮辱罪の罪状2件について有罪判決を受けていた。量刑は21日に言い渡される。
被告は執行猶予のほか、判決に対する控訴を行っているとして量刑言い渡しの延期も求めている。