トランプ氏支援団体の創設者に公選職からの解任命令 議事堂襲撃事件への関与で
(CNN) 米ニューメキシコ州の判事は6日、昨年1月6日に起きた連邦議会議事堂襲撃事件に関与し、トランプ前大統領の支援団体の創設者でもあるクーイ・グリフィン氏を同州オテロ郡の郡政委員から解任する判断を下した。議事堂襲撃で果たした役割が理由だとしている。
今回の判断はグリフィン氏の解任を求める訴訟を受けて下されたもの。訴訟では同氏が合衆国憲法修正第14条に違反し、米政府に対する「反乱」に加わったと主張している。同氏は今年、議事堂の敷地内への不法侵入で有罪判決を受けていた。量刑は禁錮14日と釈放後1年間の監視だった。
議事堂襲撃に参加もしくは協力したことを理由に公選職の当局者をその地位から解任する決定が下るのは今回が初めて。議事堂襲撃を一判事が「反乱」と公式に断定するのも初めてとなる。
グリフィン氏は同州オテロ郡の郡政委員3人のうちの1人。解任のほか、将来にわたって州及び連邦政府のいかなる公選職に就くことも禁じられた。