イラン、軍要員をクリミアに派遣 ロシアのドローン訓練で

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ウクライナ・キーウで撮影されたロシアのドローン(無人機)=17日/Roman Petushkov/Reuters

ウクライナ・キーウで撮影されたロシアのドローン(無人機)=17日/Roman Petushkov/Reuters

(CNN) イランがロシア軍に対してイラン製ドローン(無人機)の訓練や助言を行うため、クリミア半島に軍要員を派遣したことがわかった。米国の諜報(ちょうほう)に詳しい情報筋2人が明らかにした。ロシアはこうしたドローンをウクライナでの戦争で使用して大きな被害を引き起こしている。ロシアは2014年にクリミア半島を併合している。

ロシア軍は、数百機保有しているとみられるイラン製ドローンをクリミア半島から発射し、ここ数週間、ウクライナの都市やエネルギーインフラを標的にした攻撃を増やしている。ドローンは、イラン政府とロシア政府の距離が縮まっていることの証しとみられている。

イラン外務省の報道官は18日、イランがロシアに対して軍用ドローンなどの兵器を送っているとの報道について、「真実ではない」と述べた。

米国務省のパテル副報道官は18日、ロシア政府とイラン政府の関係の深化は「深刻な脅威」との見方を示した。

何人の要員がクリミア半島に渡航したのかや、現在もとどまっているのかどうかは不明。情報筋のひとりは、「数十人」が派遣されたとしている。

イランは2種類のドローンを供給している。ひとつは「シャヘド」で、衝撃で爆発し航続距離は1600キロ余り。また「マハジェル6」は、ミサイルを搭載できるほか、監視にも使用できる。

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