イラン、ロシアへの兵器供給の報道を否定
(CNN) イランがウクライナへの攻撃を続けるロシアに対して軍事用無人機などの武器を供給しているとする報道について、イラン当局は「真実ではない」と否定した。
イラン外務省のナセル・カナニ報道官は、イランは「(ウクライナでの)戦争の継続に常に反対してきた」と述べた。外務省の声明によると、イランはこれらの非難を解決するためにウクライナと交渉する用意があるという。
ロイター通信は18日、イランの当局者と外交官各2人の話として、同国がロシアに地対地ミサイルと、追加の無人機を供給することを約束したと報じた。ロイター通信によると、今回の取り決めは、複数のイラン政府高官が今月モスクワを訪問した際に結んだという。
モスクワ訪問について説明を受けたイランの外交官の一人はロイター通信に「ロシア側は無人機のほか、精度が高いイラン製の弾道ミサイル、特に『ファテフ』と『ゾルファガール』の供給を求めた」と語った。
米国防総省のライダー報道官は、報道は見たが「現時点ではこれを裏付ける情報は持っていない」と述べた。
CNNはイラン外務省にコメントを求めている。
ウクライナはここ数週間、イラン製の無人機「シャへド136」を使ったロシアの数多くの攻撃を報告している。
イランは今月、ロシアへの武器供給を重ねて否定している。