カエルの体からキノコ生える、初の事例に研究者も困惑 インド
(CNN) インドのカルナータカ州にある道路脇の池で、生物研究者のグループが脇腹から小さなキノコの生えたカエルを発見した。
専門誌に1月発表された研究ノートによると、一見健康そうなカエルにキノコが生えた事例はこれまで記録されておらず、どういった経緯でキノコが生えたのか研究者は困惑しているという。
ベンガルール(バンガロール)に拠点を置く世界自然保護基金(WWF)インド支部の専門家、ロヒト・Y・T氏はメールで「キノコの生えたカエルを最初に目にした時は驚き、その光景に魅了された」と振り返った。
Y・T氏はカエルを見つけた一行に加わっていた。「聞いたことがない現象だったので、まずは記録しておこうと思った。とにかくレアケースであってほしい、カエルの身に危険がなければいいのだが、という思いだった」という。
このカエルは「ゴールデンバック・フロッグ」の一種で、学名はハイララナ・インテルメディア。インド南西部のカルナータカ州やケララ州で多く見つかる。小さなカエルであり、成長しても体長は約7.4センチにとどまる。
一行が観察していると、カエルは小枝の真ん中から先端に移動し、向きを変えて動いたが、キノコはそのままだった。一行がカエルに触ることはなかった。