宗教指導者の墓を発掘、金の工芸品や生け贄も見つかる 中米パナマ
今回発見された高位の人物は30~40歳の成人男性の可能性が高い。宗教的な儀式に使われたとみられる動物の骨でできたフルートが一緒に埋葬されていたことから、考古学者から「フルートの王」と呼ばれている。
墓の発掘が進むにつれて、この人物には多くの同伴者がいる可能性が高いことがわかった。最大数十人がこの人物の遺体を取り囲む捧げものの下に埋葬されているのがみつかった。
マヨ氏によれば、今回発掘された墓と以前に調査が行われた8カ所の墓で、他の遺体が死者を死後の世界へ送り届けるためのいけにえとしてささげられたことを示唆する同様の規則性を発見したという。