沖合に生息するサメからコカイン、野生の個体で初めて検出 ブラジル

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研究対象となったサメ/Dr. Rachel Ann Hauser-Davis

研究対象となったサメ/Dr. Rachel Ann Hauser-Davis

以前の研究では、密輸業者によって海に投棄されたコカインが汚染の要因になった可能性が示唆されていたが、今回は場合には当てはまらないという。

論文共著者らによると、コカインがサメの健康を損なっているかどうかを見極める研究は行われていないものの、コカインが魚や貝に害を与えることは従来の研究で示されている。

論文共著者らは共同声明で、「証明はされていないが、コカインにさらされることでサメに生理学的影響が出ている可能性がある」と言及。サメの行動への影響は研究不足のため証明不可能だが、「コカインは脳を標的にする。他の動物では異常に活発で不安定な行動が指摘されている」と説明した。

論文共著者の1人は、サメが餌にする甲殻類や魚などの生物もコカインに汚染されている可能性が「非常に高い」と指摘している。

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