目を奪う天体写真コンテスト、最優秀作品は金環食の「ベイリー・ビーズ」捉えた1枚

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米国の写真家ライアン・インペリオさんは太陽部門で受賞し、コンテスト全体の最優秀賞にも輝いた。受賞作は日食によって生み出される月面の影を捉えた1枚/Ryan Imperio
写真特集:英グリニッジ天文台の天体写真コンテスト、目眩く作品

米国の写真家ライアン・インペリオさんは太陽部門で受賞し、コンテスト全体の最優秀賞にも輝いた。受賞作は日食によって生み出される月面の影を捉えた1枚/Ryan Imperio

(CNN) 金星の満ち欠け、南半球のオーロラ、そして太陽の前を横切る国際宇宙ステーション(ISS)ーー。いずれも、英グリニッジ天文台が毎年運営する天体写真コンテストで部門別優秀作品に輝いた写真だ。

グリニッジ天文台の12日の声明によると、今年の最優秀賞に輝いたのはライアン・インペリオさん。2023年の金環日食の際、途切れ途切れに漏れた太陽の光が数珠上に連なる現象「ベイリー・ビーズ」の進行を捉えた。

声明では「ベイリー・ビーズは月面の谷やクレーターから太陽光が漏れて形成される。これにより、日食の有名な輪が途切れる」「ベイリー・ビーズは短時間しか見えず、正確なタイミングが必要とされることから、撮影は難しい」と指摘している。

インペリオさんは受賞は予想していなかったと振り返り、声明で「毎年の選出写真には本当に驚かされる。私の写真がそこに仲間入りできて興奮しているし、光栄」と述べている。

選考委員を務めたグリニッジ天文台の天文学者、エド・ブルーマー氏によると、今年のコンテストでは「多くの目覚ましい作品」が寄せられたという。

今年のコンテストには世界58カ国から3500件を超える応募があった。優秀作品はロンドンの国立海洋博物館で13日から始まる展覧会で展示される予定。

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