写真特集:コメディー野生動物写真賞、今年の候補作を見る
ドイツ人の写真家がウガンダで撮影した「物思いにふけるチンパンジー」は、考え込む様子のチンパンジーを捉えている/Arvind Mohandas/Nikon Comedy Wildlife
(CNN) 笑顔のゾウアザラシ、木の穴にハマったリス、思いにふけるチンパンジ――。野生生物のユーモラスな姿をとらえた「コメディー野生動物写真賞」の今年の候補作が出そろった。
主催者の26日の発表によると、最終選考に残ったのは写真40点、ポートフォリオ4点、動画3点。地面に頭から突っ込んだアジサシ、キツツキに巣穴をのぞき込まれてきょとんとした表情のフクロウのひな、母グマのお尻にしがみつく2頭の子グマなどの写真が選考を通過している。
同賞を主催する欧州ニコンはこうした写真について、「野生生物の楽しさと魅力をとらえただけでなく、あらゆる年齢層、あらゆる立場の人々の心に保護の大切さを響かせている」とコメントした。
今年は98カ国から9000点近い作品が寄せられた。受賞作は審査員による選考のほか、一般投票で選ぶ「ピープルズ・チョイス賞」もある。
同賞では毎年野生生物保護団体などを支援しており、2024年はグローバルサウスの保護活動を支援する英国の慈善団体が対象となる。
最終選考に残った作品は12月10~16日、英ロンドンで展示され、12月10日にロンドンで開かれる受賞式で受賞者が発表される。