偽のルーブル美術館入場券、中国犯罪組織の関与捜査

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(CNN) フランスの地元メディアは14日までに、パリの観光名所ルーブル美術館で大規模な入場券偽造が発覚し、仏捜査当局が中国の犯罪組織が介在している疑いがあるとして調べていると報じた。

被害は数千枚で、金額にして数十万ユーロに達するとみられている。1ユーロは14日の為替相場で約132円。

テレビ局フランス24によると、偽造の疑惑は今年8月初旬、中国人ツアー客のガイドが差し出した入場券に同美術館職員が不審を抱いたのがきっかけ。美術館の広報担当者は地元紙に、券の手触りが通常と異なり、材料の紙の質が良くなかったことに気付いたと説明した。これ以降、美術館の全職員に注意を喚起したという。

しかし、この数日後、本物と思われていた偽の入場券を複数枚、発見。同月下旬にはベルギーの税関当局が中国からの荷物の中で偽造された入場券4000枚以上を押収し、仏の刑事捜査開始につながっていた。にせの入場券1枚は少なくとも36ユーロで、総額では少なくとも14万4000ユーロに達していた。

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