サイドネットの穴抜けても「ゴール!」 独サッカーの誤審?
(CNN) サッカーのドイツ1部リーグ(ブンデスリーガ)、ホッフェンハイム対レーバークーゼン戦の試合でこのほど、ヘディングシュートでゴールのサイドネットの穴から中へこぼれ落ちたボールが「得点」と認定される珍事があった。
英紙デーリー・メールによると、試合の審判フェリックス・ブリヒ氏は「正当なゴールでない形跡はなかった」「少しは疑ったが選手の反応を見て判断を下した」などと述べた。問題の「ゴール」が決まった際、同審判がいた場所は伝えられていない。
ヘディングシュートをしたのはレバークーゼンのFWステファン・キースリンクで、同選手はシュート後、絶好の得点機を逃した悔しさを表すかのように頭を両手で抱えていた。
同選手は地元テレビの取材に「正直に言えば起こったことが判断できなかった。ホッフェンハイムの選手がサイドネットの穴を指さした時、ゴールではないことに感づいたが」とも述べた。
この試合はレーバークーゼンが2-1で勝ったが、ホッフェンハイムの監督は再試合を要求。認められないのならサッカーの世界はもう信じられないと強く主張している。
ブンデスリーガでは1994年のバイエルン・ミュンヘン対ニュルンベルク戦でも同様の騒ぎがあった。両チームは結局、再試合を実施し、バイエルンが5-0で大勝していた。