スター・ウォーズのロケ地、砂に埋まる危機 チュニジア
(CNN) チュニジアのサハラ砂漠の果てにある、砂に埋もれかけた集落跡。黄色い砂がどこまでも広がる光景はまるで、はるか彼方の銀河にある別の惑星のようだ。映画「スター・ウォーズ」シリーズを手がけたジョージ・ルーカス監督は、この地をロケ地の1つに選んだ。
同国南部の町トズールの一画はこうして、後にダース・ベイダーとなるアナキン・スカイウォーカーが生まれた惑星「タトゥイーン」に生まれ変わった。撮影が終了した後もチュニジア政府の要請でセットが残され、約1万平方メートルの敷地に20棟の建物が並ぶ。
ジェダイの騎士のマントやライトセイバーなどの展示もあり、ホテルとのパッケージツアーで欧州からの観光客を中心に、毎日大勢のファンが同地を訪れる。
しかしこの街に四方から砂丘が迫り、セットは砂漠にのみ込まれる危機に瀕(ひん)しているという。