ベーブ・ルースの日本遠征時の野球帽、3600万円で落札
(CNN) 大リーグの往年の名選手、ベーブ・ルースが1934年の日本遠征の際にかぶった野球帽が17日、オークションにかけられ、30万3277ドル(約3600万円)で落札された。
大リーグ選抜チームの帽子で、紺色の地に「US」のロゴが入っている。スポーツ関連グッズを専門に扱う競売業者「グレー・フランネル・オークションズ」によれば、これは1カ月にわたる日本遠征でルースがかぶった唯一の帽子とみられている。子どもと帽子を交換して記念写真を撮ったときだけは例外で、頭のてっぺんに小さな帽子が載った写真が残っている。
グレー・フランネルのオークションでは同日、ジョー・ディマジオが37年にかぶった野球帽が15万ドル(約1700万円)を超える値をつけたほか、32年のヤンキースのボール(ルースとルー・ゲーリックのサイン入り)が11万5000ドルを超える額で落札された。
コレクターズアイテムを扱う「ガッタ・ハブ・イット」では現在、ルースが大リーグ入りした14年の野球カードが69万5000ドル(約8300万円)で売られている。同社のピート・シーゲル社長によれば、「業界一、希少性の高い野球カード」だという。別の業者によれば、昨年、市場に出たときの値は45万300ドル(約5300万円)だった。
シーゲル社長は「買い手にはコレクターと投資家の2つのタイプがいるが、どちらにとっても満足できる品だ。長い年月にわたり、値上がりが期待できるいい投資だ」と述べた。