ブルース界の巨匠 B・B・キングさん死去 89歳
(CNN) 米国を代表するブルースギタリスト、B・B・キングさん(本名、ライリー・B・キング)が14日夜、死去した。89歳だった。娘のパティー・キングさんが明らかにした。
キングさんは今月初め、糖尿病による脱水症状が原因で米ネバダ州ラスベガスの病院に入院。2週間前には、自宅でホスピスケアを受けると発表していた。
1925年にミシシッピ州で生まれたキングさんは49年に初のレコードを発表。51年発売の「スリー・オクロック・ブルース」は4カ月にわたりヒットチャートの上位に入った。ブルースのルーツに現代的なトレンドを取り込んだ音楽スタイルで、その後約60年間にわたり「ブルースの帝王」として活躍した。
キングさんはグラミー賞の生涯業績賞を受賞しているほか、ロックの殿堂入りも果たしており、エリック・クラプトンをはじめ、ロックやブルースの多くのミュージシャンに影響を与えた。