メイウェザーが勝ち無敗記録更新、パッキャオ破る 王座戦
(CNN) 「世紀の対決」と注目を集めたプロボクシングのウエルター級王座統一戦、フロイド・メイウェザー(38、米国)とマニー・パッキャオ(36、フィリピン)の12回戦が2日夜、米ネバダ州ラスベガスのMGMグランドで行われ、メイウェザーが3―0の判定勝ちを収めた。
審判3人のスコアは、118―110、116―112、116―112でいずれもメイウェザー優勢だった。試合ではパッキャオが果敢に前に出て打ち合いの勝負を挑んだが、メイウェザーは軽快なフットワークで間合いを縮めさせず、決定打を許さなかった。逆にジャブなどを効果的に打ち込んでポイントを稼いだ。
パッキャオのパンチの命中率はこれまで平均34%だったが、2日の試合でははるかに少ない18%となっていた。
パッキャオは試合後に「自分が勝ったと思った。彼は何もせず、外側を動き回っていただけだ」と述べた。一方、メイウェザーは「自分はスマートなファイター。彼に打ち勝った」と主張した。ただ、観客からは防御的なボクシングへの不満の声が上がっていた。