英俳優クリストファー・リーさん死去、ドラキュラ役など名演
(CNN) ホラー映画のドラキュラ役で知られ、「007」や「スター・ウォーズ」シリーズなど数多くの大作に悪役として出演した英俳優のクリストファー・リーさんが7日に死去した。93歳だった。広報担当者が11日に明らかにした。
リーさんは「007/黄金銃を持つ男」の悪役や、「ロード・オブ・ザ・リング」の悪の魔法使いサルマン、「スター・ウォーズ/クローンの攻撃」でヨーダと戦ったドゥークー伯爵などの役を演じた。
1948年のデビュー以来、150本を超す映画に出演。ホラー映画でフランケンシュタインが作り出した怪物役で頭角を現し、1950~70年代にかけてドラキュラのシリーズ映画で活躍した。
2009年には芸術界での功績をたたえられてナイトの称号を授与され、2年後には英映画テレビ芸術アカデミーから最高の栄誉であるフェローシップを受章した。
2011年のインタビューでは「観客が悪役とみなす人物を演じる時は、予想外の、観客を驚かせるようなことをしようと努める」と語っていた。
その言葉通り、晩年にはヘビーメタルにも進出し、2012年と13年にクリスマスアルバムをリリースしている。