盗まれたロダンの彫刻、24年ぶりに取り戻す
(CNN) 24年前に美術品コレクターの家から盗まれたフランスの彫刻家、ロダンの作品が見つかった。返還交渉を手がけたアート・リカバリー・グループ(ロンドン)が9日、明らかにした。現在、作品は保険会社が保管しているという。
ロダン(1840~1917年)は代表作「考える人」で知られ、現代彫刻の父とも称される。
取り戻すことに成功したのは「Young Girl with Serpent」という彫像。1991年にロサンゼルスのビバリーヒルズの住宅から、所有者の留守中に他の美術品とともに盗まれた。被害額は合計100万ドル(現在の為替レートで約1億2200万円)とされる。
その後2011年にある人物が競売大手クリスティーズにこの彫像を持ち込んだ。保険会社の委託を受けたアート・リカバリーがこの人物との交渉にあたり、作品を取り戻したという。
クリスティーズの鑑定によれば、作品の価値は10万ドル相当。
アート・リカバリーの広報はCNNに対し「保険契約に従い被害者に作品の返還を申し出たが、被害者は作品を売却することに決めた。年内には新しい持ち主に引き渡されるだろう」と述べた。被害者は「裕福だが派手ではない家庭で、かなりのコレクター」だという。
同社によると、盗難事件では家政婦が関与を疑われ、フロリダ州マイアミで日光浴をしていたところを逮捕された。この彫像と一緒に盗まれた他の美術品はまだ見つかっていない。