上海ディズニー、6月開業 中流層の出費に期待
ニューデリー(CNNMoney) 中国本土初のディズニーテーマパークとなる「上海ディズニーリゾート」の開業が5カ月後に迫った。増え続ける中国の中流層に照準を定め、観光やレジャーへの出費増大に期待をかける。
上海ディズニーリゾートは6月16日に開業予定。55億ドル(約6460億円)の総工費をかけて10年がかりで建設された。
同リゾートは「ミッキーアベニュー」「ガーデンズ・オブ・イマジネーション」「ファンタジーランド」「アドベンチャーアイル」「トレジャーコーブ」「トゥモローランド」の6区画と2つのホテル、ショッピングエリアで構成。香港と東京のディズニーランドを上回る規模となる。上海の伝統建築「石庫門」や十二支などのテーマも盛り込まれる。
米ウォルト・ディズニーは2000年代半ば、上海にテーマパークを建設する構想を明らかにした。当初は2015年に開業予定だったが、建設の問題や設計の変更などで予定がずれ込んだ。
ディズニーのボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)は昨年11月の時点で、主な建築物や目玉となるアトラクションはすべて完成したと述べ、スタッフ数千人を雇用するための就職フェアを開催すると説明。中国の景気が減速する中でもテーマパークは好調な業績が見込めると話していた。