ブラジル当局、米ロクテ選手を立件 強盗被害の虚言で
リオデジャネイロ(CNN) リオデジャネイロ五輪の競泳で金メダルを獲得した米国のライアン・ロクテ選手(32)が強盗に遭ったとうそをついていた問題で、リオデジャネイロ警察は25日、虚偽の犯罪被害を届け出た事件として立件すると発表した。
警察は、立件に向けた手続きについてロクテ選手に通知するよう指示。同選手はリオデジャネイロの裁判所に出廷を命じられるが、本人ではなく弁護士を出廷させることもできる。
有罪を言い渡された場合、1~6カ月の禁錮または罰金を命じられる可能性がある。同選手側が決定に対して不服を申し立てることも可能。
ロクテ選手の弁護士は、まだブラジル当局からの連絡はないと話している。
この事件ではロクテ選手ら4人が8月14日、リオデジャネイロ市内のガソリンスタンドで強盗に遭ったと主張していたが、後に自分たちが騒ぎを起こしていたことを認めて謝罪した。
米オリンピック委員会や国際オリンピック委員会(IOC)も同選手を処分する可能性がある。起訴状はIOCの倫理委員会にも送付される。