平昌冬季五輪の聖火が韓国に到着、開幕まで100日

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フィギュアスケート女子の金メダリストで大会の広報大使を務める金姸児(キムヨナ)さんら代表団がアテネから聖火を運んできた

フィギュアスケート女子の金メダリストで大会の広報大使を務める金姸児(キムヨナ)さんら代表団がアテネから聖火を運んできた

韓国・平昌(CNN) 平昌(ピョンチャン)冬季五輪の開幕まで100日となった1日、五輪の聖火が韓国の仁川空港に到着した。韓国の地に五輪の聖火が到着するのは、1988年のソウル夏季五輪以来30年ぶり。

聖火は韓国で人気の元フィギュアスケート選手、金姸児(キムヨナ)さんと李洛淵(イナギョン)首相が並んで記念トーチに点火。聖火リレーが始まった。

トーチ走者7500人は今後数カ月にわたり、韓国各地2018キロを回って聖火を運び、来年2月9日に平昌五輪スタジアムに到着する見通し。

スタジアムや競技場、五輪村を回ってみると、依然として作業が続いている。ただ当局者は、建設作業自体は99%以上完了したとしており、そのメッセージは間違いなく前向きだ。

ただ、韓国で行われるスポーツ大会をめぐっては非常に特殊な問題がひとつある。隣国の北朝鮮だ。平昌五輪は北朝鮮から約80キロの場所で開催されるため、懸念が高まっている。

五輪組織委員会の関係者は、これから2月にかけての北朝鮮政府の行動が五輪の成功に大きな影響を与えかねないことを強く意識している。ただ韓国国民は常に、北朝鮮の脅威に直面しても日常生活を続けてきた。

平昌五輪組織委員会(POCOG)の広報担当者は、「各国の五輪委員会や多くのアスリートが懸念を表明している」と指摘。そのうえで、「しかし現時点で五輪に来ないと言っている人はいない。誰もが積極的な姿勢を示している」と語った。

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