ネットフリックス、オバマ前大統領夫妻と番組制作で提携
ニューヨーク(CNNMoney) 動画配信サービス大手のネットフリックスがオバマ前大統領夫妻と番組制作で提携することが22日までにわかった。バラク・オバマ氏やミシェル夫人がホスト役などとして番組に出演するほか、プロデューサー役を務めることもあるという。
情報筋によれば、オバマ夫妻が携わる番組は早ければ2019年にも配信される見通し。ネットフリックスは具体的なスケジュールは明らかにしていない。同社の声明によれば、オバマ夫妻は、台本のあるシリーズや、ないシリーズ、ドキュメントなどのさまざまな番組制作に携わるという。
司会者やモデレーターとしてカメラの前に立つこともあれば、プロデューサーの役割を担うこともあるという。
契約期間は複数年。金額については明らかにされていない。ネットフリックスの契約者は1億2500万人を数えるが、オバマ前大統領夫妻はネットフリックスにユーザーの多くが見たいと思えるような価値のあるコンテンツを提供する。一方、ネットフリックスもオバマ氏側に政界引退後も存在感を保つための価値あるプラットホームを提供することになりそうだ。
オバマ夫妻は声明で、共通の価値観の促進に向けて「ストーリーテリングの力」を活用したいと語った。「より強い共感と人々との相互理解を促せるような、才能があり人を鼓舞する創造的な声を育成し、まとめたい。そして、彼らが彼らの物語を全世界と共有する手助けをしたい」と述べた。