中国武侠小説の大家、金庸氏が死去 94歳

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小説家の金庸氏=2007年、北京大学のシンポジウム/China Photos/Getty Images

小説家の金庸氏=2007年、北京大学のシンポジウム/China Photos/Getty Images

北京(CNN) 武術の達人たちが活躍する武侠小説の大家として知られる金庸氏(きん・よう、本名査良よう)が10月30日、香港で死去した。94歳だった。金庸氏の作品は、「ハリー・ポッター」シリーズよりも多く売れたともいわれている。

金庸氏の作品は、宙を舞い水の上を歩ける武術の達人が登場するだけでなく、複雑な人物造形やドラマチックな歴史的な出来事を物語の中に織り込んでいる。金庸氏が生み出した15の作品は、150を超える人気映画やテレビシリーズとなり、多くの著名な中国人俳優が登場人物を演じている。

中国語で書かれた作品の一部は英語に訳されており、世界各地にファンがいる。英国やフランスの政府から勲章が授与されているほか、「金庸」と名付けられた小惑星も存在する。

1924年に中国東部で生まれた。48年から香港在住。新聞記者を経て、55年に1作目の「書剣恩仇録」を発表し、人気小説家となった。

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