日本、強豪アイルランドから金星 ラグビーW杯
(CNN) ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会は28日、1次リーグA組の日本対アイルランドの試合が静岡・エコパスタジアムで行われ、日本が強豪アイルランドに19―12で勝利する金星を挙げた。
日本は無傷の2連勝でA組首位となった。アイルランドは1勝1敗。
前半、アイルランドはリングローズ、カーニーがそれぞれトライ。カーティがコンバージョンキックも決めた。一方日本は田村がペナルティーゴール(PG)3本を決め、アイルランドが12―9とリードしてハーフタイムを迎えた。
後半に入ると日本が怒濤(どとう)の攻撃を見せ、福岡がトライを決め逆転、田村のコンバージョンキックとPGでアイルランドを突き放した。
日本は前回2015年大会でも強豪南アフリカに歴史的勝利を飾っているが、それをほうふつとさせる試合となった。
アイルランドのジョー・シュミット監督は「終盤でゲームを支配できなかったことが非常に残念だが、彼らはすばらしかった。本当によくやった」と敗北を認めた。
日本のジェイミー・ジョセフ監督は「選手たちを誇りに思う。少なくともこの1年間、今日に照準をあわせてやってきた。無意識的には過去3年間かもしれない」と語った。
アイルランドは次戦ロシア戦で勝利を狙う。日本は今後サモア、スコットランドとの厳しい戦いが待っている。
同日、大阪・花園ラグビー場で行われたC組のアルゼンチン対トンガ戦はアルゼンチンが28―12で勝利。フッカーのモントーヤが前半だけで3トライの「ハットトリック」を達成する活躍を見せた。アルゼンチンには1次リーグ突破に欲しいボーナスポイントも入った。
愛知・豊田スタジアムではB組の南アフリカ対ナミビア戦が行われ、57―3で南アフリカが圧勝した。今大会の出場国でランキング最下位のナミビア相手に9トライを決めた。