ラグビーW杯 サモアがロシアに勝利、判定めぐり物議も

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熊谷で行われたロシア対サモアは、サモアが34-9で勝利した/Cameron Spencer/Getty Images AsiaPac/Getty Images

熊谷で行われたロシア対サモアは、サモアが34-9で勝利した/Cameron Spencer/Getty Images AsiaPac/Getty Images

(CNN) ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会は24日、1次リーグA組の試合が行われ、サモアがロシアを34ー9の大差で破った。試合中、サモアの2選手が危険なタックルを見舞ったにもかかわらず退場処分にならなかったとして、審判の質の向上を訴える声も上がっている。

この日が初戦のサモアに対し、20日の日本戦から中3日で臨んだロシアは前半、2本のペナルティーゴールでリードを奪う。

しかし後半に入ると地力で勝るサモアが主導権を握り、5本のトライでロシアを圧倒。大会初戦を白星で飾った。

ただこの試合に関しては、前半立て続けに起きたサモアによるハイタックルの反則が大きな注目を集める結果となった。

どちらのケースでも主審は映像を確認したうえで、当該の2選手にイエローカードを提示。これに対し、ソーシャルメディアなどではレッドカードによる退場処分が妥当だったとの議論が巻き起こっている。

今大会ではまだ1枚もレッドカードが出ていないが、ラグビーの国際連盟である「ワールドラグビー」はロシア対サモアの試合に先駆けて発表した声明で、開幕戦以降の判定の質に言及し、連盟が定める基準を常に満たすには至っていないとの認識を示した。

この試合の後半にはロシアの選手もレッドカードに相当するとみられる反則を犯したが、主審はイエローカードの提示にとどめた。

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