ラグビーW杯 日本が3連勝、サモア下し8強に王手
(CNN) ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会は5日、1次リーグA組の試合が行われ、日本がサモアを38―19で破り、開幕から3連勝を飾った。4トライを挙げてボーナスポイントも獲得し、史上初となる決勝トーナメント進出に大きく前進した。
愛知で行われた試合の立ち上がりは、双方のキッカーがペナルティーゴール(PG)で得点を重ねる拮抗(きっこう)した展開。しかしサモアのイオアネがレイトタックルで10分間の退場となると、日本は数的優位を生かして攻め込み、ラファエレが先制トライを決めた。
16―9の日本リードで折り返した後半、日本はラインアウトからのモールで押し込み、姫野がトライ。しかしサモアもタエフが技ありのトライを決めて、必死の追い上げを見せる。
その後、日本は途中出場の福岡がアイルランド戦に次ぐトライを奪ってサモアを突き放す。さらにロスタイムには、相手ゴール前でのスクラムから松島のトライも決まり、土壇場でボーナスポイントを獲得することに成功した。
この結果、日本は勝ち点を14に伸ばし、A組の首位に返り咲いた。
退場者を出したアルゼンチンからイングランドがトライを連取/David Rogers/Getty Images AsiaPac/Getty Images
同日に東京で行われたC組のイングランド対アルゼンチンは、イングランドが39―10で勝利。開幕から3連勝で決勝トーナメント進出を決めた。
アルゼンチンは前半のうちに危険なタックルで1人退場となり、その後はイングランドに終始主導権を握られた。
大分で行われたD組の試合は、オーストラリアがウルグアイに45―10で完勝した。オーストラリアは危険なタックルを犯した2選手が10分間の退場処分を受けたが、試合を通じて7トライを奪取。ウルグアイに付け入る隙を与えなかった。