「サッカーの王様」ペレさん、歩行困難からうつ状態に
(CNN) 「サッカーの王様」とも呼ばれ、サッカーのブラジル代表で活躍したペレさん(79)が、健康状態が悪く、助けがなくては歩くことができなくなったためにうつ状態になっていることがわかった。ペレさんの息子のエジーニョさんが明らかにした。
エジーニョさんはブラジルメディアの取材に対し、ペレさんが股関節の手術の後、体調を崩し、自宅を離れることでさえも気乗りしないと語った。エジーニョさんによれば、手術をしたものの、適切なリハビリが受けられなかったという。そのため、移動に問題を抱え、うつのようになったという。
ペレさんはサッカーのワールドカップ(W杯)で3度優勝し、歴代でも最も優秀なサッカー選手のひとりと考えられている。
ペレさんが最近、公共の場に登場した際には、車いすや歩行器を利用していた。
エジーニョさんは、ペレさんがきちんと歩くことができなくなったことを恥ずかしく感じていると述べた。ペレさんは、外出して、そうした姿を見られることを望んでおらず、引きこもりがちになっているという。