トランプ米大統領、ヤンキース戦始球式への登板見送り
(CNN) トランプ米大統領は26日、大リーグのニューヨーク・ヤンキース対ボストン・レッドソックス戦の始球式に登板する予定を見送ったと発表した。
新型コロナウイルスの感染拡大や経済問題への対応に集中するためと説明し、今シーズン中にいずれ実現させると述べた。
トランプ氏は23日、来月15日にニューヨーク・ヤンキースタジアムで開催される試合の始球式で1球を投じることに同意したと発表。レビン球団社長の依頼を受け入れ、同氏に観客数の見通しを尋ねたが、実際には無観客試合なのでだれもいないと話していた。
その約1時間後には、ワシントン・ナショナルズ対ヤンキースの開幕戦で国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長が始球式に臨んだ。
トランプ氏の登板予定をめぐっては、同氏と対立するニューヨークのデブラシオ市長や、スタジアムのあるブロンクス区のディアス区長らが強い反発を示していた。
大リーグの始球式では1910年のタフト大統領以降、歴代大統領が投手役を務めてきたが、トランプ氏は就任以来、一度も投げていない。
昨年のワールドシリーズ開幕戦でも登板が検討されたが、重装備のために体が重く見えるのはいやだと断っていた。