米ディズニー、カリフォルニア州のテーマパークで限定的な営業再開へ
ニューヨーク(CNN Business) 新型コロナウイルス対策のため休園していたディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークが約1年ぶりに限定的な営業を再開する。米ディズニーランド・リゾートのケン・ポトロック社長が8日、20周年を記念して従業員に宛てた手紙で発表した。
同パークの全面的な営業再開については、まだ州の許可が下りていない。このため入場者には飲食や買い物などを楽しんでもらい、「入念に作り上げたエンターテインメント体験」(ポトロック社長)を提供する。
これにより、ディズニーのキャスト約1000人が仕事に復帰できる。ディズニーのテーマパークでは、休業が長引いた影響で従業員数万人が一時帰休になったり解雇されたりしていた。
カリフォルニア州では1月に外出禁止命令が解除されたことを受け、ダウンタウン・ディズニーも屋外での飲食を再開している。
ポトロック社長はアドベンチャー・パークについて「入場者数を制限し、衛生・安全対策を強化したうえで、ゲストに再びディズニーの魔法の世界に足を踏み入れてもらう。ゲストのために、心に残る楽しい体験を作り出す」と説明した。
同パークのイベントは3月中旬から週に数日、チケット制で実施する。
米ディズニーは昨年春、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、傘下のテーマパーク全12園を閉鎖した。フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールドなど一部は営業を再開したが、カリフォルニア州のパークは休園が続いていた。