米カリフォルニア州のディズニーランド、4月30日再開
ニューヨーク(CNN Business) 米ウォルト・ディズニーは17日、米カリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランドと併設するカリフォルニア・アドベンチャーについて、入場者を制限したうえで4月30日から営業を再開する計画を発表した。
ディズニーランドは新型コロナウイルスの流行を受け、1年以上も休園していた。
ディズニーランド・リゾートのケン・ポトロック社長は声明を発表し、「私たち全員が待ちわびていた日がもうすぐ来る」「キャストメンバー1万人以上を仕事に復帰させ、幸せの場所に戻ってくるゲストを出迎える」とした。
ただしカリフォルニア州の衛生基準に従って、当面の間、入場できるのはカリフォルニア州の住民に限られる。2歳以上の入場者へのマスク着用義務付け、ソーシャル・ディスタンシング(他人との距離の確保)といった安全対策も講じ、新しい発券システムを使って入場者数を制限する。
ウォルト・ディズニーは大作映画の公開が次々に延期になるなどメディア事業への影響も大きかったが、特にパークス&リゾート事業は最大の打撃を受けていた。
ディズニー・ワールドなどのテーマパークも営業を再開しているが、長引く休園の影響で従業員は3万2000人以上が削減された。ディズニーのリゾート部門は世界で17万人あまりを雇用していたが、レイオフ(一時解雇)以降の従業員数は明らかにしていない。
ディズニーランドは段階的に営業を再開する予定だが、当局の規制によって状況が変わる可能性もある。
ディズニーランドの敷地内にあるホテル「グランド・カリフォルニアン」は4月29日に再開予定。同リゾート内の残るホテルも順次再開を予定している。