テレビに映りたかった観客に選手が接触、次々に転倒 ツール・ド・フランス
(CNN) フランス西部で26日に開かれた自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」で、沿道から踏み出した観客のプラカードに選手が衝突して数十人が次々に転倒する事故があり、地元当局が捜査に乗り出した。
衝突を引き起こしたのは、プラカードを手に持って選手集団の前に踏み出した観客の女性だった。女性はテレビカメラにプラカードを映したかったと思われる。
先頭近くを走っていたドイツのトニー・マルティン選手が、このプラカードに衝突して転倒。後続の選手数十人が次々に巻き込まれて転倒した。
選手や自転車は集団で道路上に倒れ、レースは数分間、中断された。
フランス西部フィニステールの捜査当局はフェイスブックを通じ、「意図的な安全義務違反または注意義務違反による不測の傷害事件」として捜査に乗り出したことを明らかにした。