FIFA会長、イスラエルを30年W杯の共同開催国候補に挙げる

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FIFAのジャンニ・インファンティノ会長(中央)とムニューシン前米財務長官(右)、イスラエルの実業家シルバン・アダムズ氏=10月11日、エルサレム/MENAHEM KAHANA/AFP/Getty Images

FIFAのジャンニ・インファンティノ会長(中央)とムニューシン前米財務長官(右)、イスラエルの実業家シルバン・アダムズ氏=10月11日、エルサレム/MENAHEM KAHANA/AFP/Getty Images

(CNN) 国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティノ会長が、2030年のワールドカップ(W杯)の共同開催国の候補地としてイスラエルを挙げていたことが分かった。同国のベネット首相が明らかにした。

首相府の声明によると、2人は12日にエルサレムで会談。その際にインファンティノ会長が「30年開催のW杯でイスラエルが、アラブ首長国連邦(UAE)を主とする地域の国々と共同で開催するアイデアを述べた」としている。

また会談には米国のムニューシン前財務長官、およびフリードマン前駐イスラエル大使が同席したという。

トランプ政権時代の高官である両氏は今週、エルサレムを訪れ、イスラエルとアラブ諸国の国交正常化をめぐる一連の協定「アブラハム合意」の推進を目指す行事に出席していた。

アブラハム合意は20年9月に発表され、米国が仲介を務め、イスラエルおよびUAE、バーレーン、スーダン、モロッコの関係正常化につながった協定。

サッカーW杯をめぐっては、米国、カナダ、メキシコの北米3カ国が26年大会の共同開催国として名乗りを上げ、18年に実施された投票でモロッコに圧勝した。

W杯が3カ国共同で開催されるのは26年大会が初めてとなる。

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