仏俳優のギャスパー・ウリエルさん、スキー事故で死去 37歳
(CNN) フランスの俳優で、映画「ハンニバル・ライジング」のハンニバル・レクター役で知られるギャスパー・ウリエルさんが同国南部でスキー中の事故に遭い、19日に搬送先の病院で亡くなった。37歳だった。
アルベールビル検察局が19日に発表した声明によると、事故は18日午後4時(日本時間翌19日午前0時)ごろ、サボア県のアルプス地帯にあるスキーリゾートで発生。
ウリエルさんは中級者用コースの頂上から出走した後、別のスキーヤーと衝突。両者ともに地面へ倒れこんだものの、このスキーヤーにけがはなかったという。救助隊が現場に到着した際、ウリエルさんは意識を失ったまま倒れていた。
映画「ハンニバル・ライジング」で若き日のハンニバル・レクターを演じるウリエルさん/Alamy
その後、近郊のグルノーブル大学医療センターに搬送されたものの、19日午後に死亡が宣告された。警察当局が調べを進めている。
ウリエルさんは、フランスのファッションデザイナーであるイブ・サンローランを描いた2014年の伝記映画「サンローラン」で名声を獲得。続いて出演したグザビエ・ドラン監督による「たかが世界の終わり」のパフォーマンスにより、米アカデミー賞に相当するフランスのセザール賞の主演男優賞を受賞した。
次の出演作「ムーンナイト」は、米動画配信サービス「ディズニープラス」で今年3月にリリースされる予定となっている。