バイデン大統領の一般教書演説、3820万人が視聴
ニューヨーク(CNN Business) 米国のバイデン大統領が1日に行った一般教書演説を視聴した人の数は3800万人超だったことがわかった。調査会社ニールセンが明らかにした。
ロシアによるウクライナ侵攻に対するメッセージも含まれたバイデン氏の演説は世界各地で、より多くの人々に視聴された。しかし、世界各地の視聴者数を計測するための標準化された方法は存在しない。
ニールセンによれば、米国では一般教書演説を16の異なる放送局を通じ3820万人が視聴した。
今回の視聴者数は、昨年4月に行われたバイデン氏の就任後初となった上下両院合同会議での演説の視聴者数よりもはるかに多かった。当時の演説を視聴した人の数は推計で2690万人だった。
ウクライナでの戦争によって、この時期のバイデン氏への演説に対する視聴者数が押し上げられたようだ。
CNNは1日、2009年以来最も多い視聴者数を記録した。09年は当時のオバマ大統領の就任1年目で、オバマ氏による上下両院合同会議での初の演説だった。
バイデン氏の視聴者数は、トランプ前大統領の演説の視聴者数を下回った。トランプ氏の演説のうち最初の3回の視聴者数は4500万~4800万の間だった。トランプ氏の最後の演説の視聴者数は3700万人だった。
ニールセンの視聴者数の試算は、インターネットやラジオなどで演説を視聴した人の数は含まれていない。