英サッカー・プレミアリーグ、米実業家へのチェルシー売却を承認
(CNN) サッカーの英イングランド・プレミアリーグは24日、米実業家のトッド・ベーリー氏が率いるグループへのチェルシー・フットボール・クラブの売却を理事会が承認したと発表した。
50億ドル(約6345億円)を超えるこの取引は、英政府の承認を受ける必要がある。
「プレミアリーグ理事会は、トッド・ベーリー氏率いるクリアレイク・コンソーシアムによるチェルシー・フットボール・クラブの買収案を本日承認した」と同リーグは声明で述べた。
同クラブの現在のオーナーは、ロシアのオリガルヒ(新興財閥)のロマン・アブラモビッチ氏。ロシアのウクライナ侵攻を受け、同氏は英政府からの制裁対象となり、資産を凍結されている。
アブラモビッチ氏は3月上旬に「クラブにとって最大の利益」としてチェルシーを売りに出した。
プレミアリーグの声明には、ベーリー氏が理事会の「プレミアリーグのオーナー・取締役テスト」に合格したと記されている。
ベーリー氏は、米大リーグ(MLB)のロサンゼルス・ドジャース、米プロバスケットボール(NBA)のロサンゼルス・レイカーズ、米女子プロバスケットボール(WNBA)のロサンゼルス・スパークスの株式を所有している。