オリビアさんの故郷、豪州で追悼ライトアップ 公葬の計画も
(CNN) 8日に死去した歌手オリビア・ニュートン・ジョンさんの故郷、オーストラリアで9日から10日にかけ、各地の代表的な建物がピンク色にライトアップされた。
オリビアさんは英国生まれ、オーストラリア育ちで、長年にわたり乳がんと闘っていた。追悼行事として、9日夜に西部パースのオプタス・スタジアムや南部メルボルンのフリンダース・ストリート駅がピンク色に輝いた。10日夜には最大都市シドニーでオペラハウスのライトアップが予定されている。
メルボルンを州都とするビクトリア州のアンドリュース首相は、オリビアさんががんの啓発、研究、治療に多大な貢献をしたとたたえた。
メルボルン中心部の文化施設、フェデレーション・スクエアにもオリビアさんの画像が投影された。
オリビアさんの画像が投影されたフェデレーション・スクエア=豪メルボルン/Fed Square
オリビアさんはがんと闘いながら前向きの姿勢を貫き、2012年にメルボルンに開設した「オリビア・ニュートン・ジョン・がん健康研究センター」のサイトでは「がんのような困難からも、良いことが生まれると信じている」と主張。がん患者が増え続けるなか、「世界は切実に癒やしを必要としている」として、「私もできる限りの手伝いをしたい」と訴えていた。
アンドリュース氏は訃報(ふほう)の数時間後、州として遺族に公葬を申し出ると表明した。遺族は受け入れの意向を示している。