マンチェスター・ユナイテッドのオーナー一族、売却含む選択肢を検討
(CNN) サッカーのイングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスター・ユナイテッドを所有する米グレーザー家は22日、チーム売却を含む「戦略的な選択肢」の検討が始まっていることを明らかにした。
グレーザー家は2005年から同チームの実権を握っている。22日の声明では、新たな投資や完全売却などの取引を含め、あらゆる選択肢を検討すると述べた。
戦略的選択肢の徹底的な見直しが幹部に承認されたものの、売却が確定したわけではないとも強調し、サポーターや株主らにとって最良の道を引き続き模索すると表明した。
マンチェスター・ユナイテッドは、株式市場に上場している数少ないプロサッカークラブチームのひとつ。米経済誌フォーブスによると、資産価値は46億ドル(約6500億円)と、サッカーチームではスペインのレアル・マドリード、バルセロナに続く世界3位だ。
しかし17年以降の大会では優勝を逃し続けている。監督は13年にアレックス・ファーガソン氏が退任してから交代が相次ぎ、現在指揮を執るエリック・テンハグ氏が5人目だ。
22日には、同チームに所属していたポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナルド選手の退団が発表された。