嫉妬とうそと陰口――「ハリー&メーガン」後編公開、英王室を辛辣批判
続くメディアの攻撃や、王室がそれを止めようとしなかったことで2人は不信感を強め、王室がメーガン妃を追い込む目的でメディアに情報を提供しているのではないかと思うようになる。
昨年のインタビューで自殺を考えたことがあると打ち明けたメーガン妃は、「私がここにいなければ全ては止まる。それは最も恐ろしい考えだった。あまりにはっきりした考えだった」と振り返った。ヘンリー王子は、メディアに侵害され続けたことが決定的なストレスとなり、メーガン妃の20年の流産につながったと訴えた。
前回と違って今回は、特定の王室メンバーがやり玉に挙げられた。ヘンリー王子によると、2人の長期的な将来について話し合ったサンドリンガムの話し合いの場で、兄のウィリアム王子が怒りを爆発させた。
「兄から怒鳴り散らされるのは恐ろしかった。父は単純に真実でないことを言い、祖母は静かに座ってその全てを受け止めていた」。ヘンリー王子は当時のウィリアム王子とチャールズ皇太子、エリザベス女王との会話についてそう回想している。
「しかし私の家族から見れば、特に女王から見れば、物事には流儀がある。そして女王の究極の使命、目標、責任は、この(王室という)制度にある。女王は自分が与えられた助言に従う」。ヘンリー王子はそう語り、最も悲しかったのは「私自身と兄の間に打ち込まれたくさび」だったと告白した。