嫉妬とうそと陰口――「ハリー&メーガン」後編公開、英王室を辛辣批判
さらに、「その一部は私にもある。それは兄が受け継いだものであり、この制度の持続性と継続性が自分の責任の一部だということは、既にある程度、兄の中に刻み込まれていた」と言い添えた。
番組の後半は、ヘンリー王子夫妻側の視点で王室離脱の経緯を検証している。ただ、ヘンリー王子とメーガン妃の目的は王室を追い落とすことではない。自分たちの真実を語り、タブロイド紙による自分たちの描かれ方に反論することだった。その一部の発言が家族に否定的な影響を与えたのは、声を上げたことに伴う不幸な副産物だった。
たとえ父や兄との関係が代償になったとしても、「これは闘うに値する闘いだったとずっと感じていた」とヘンリー王子は言う。
「真に責任を認めてもらえたり、心から謝罪してもらえることは決してないだろうという事実を、私は受け入れなければならなかった」。番組の終盤、ヘンリー王子はそう語り、「私と妻は先へ進み、これからのことに集中する」と前を向いた。
王室にいた当時の問題やプレッシャーは、究極的にはメディアに責任があるとヘンリー王子夫妻は指摘する。それでも王室が激しい報道を抑え、メディアに反論して、王室という制度よりも家族を優先することはできたはずだというのが夫妻の考え方だ。
CNNの取材に対し、英王室は15日、ノーコメントだった。