バイデン氏、ボストンで訪米中のウィリアム皇太子と面会
(CNN) 米国のバイデン大統領は2日、英国のウィリアム皇太子と米ボストンで面会した。ケンジントン宮殿によると、9月に死去した英エリザベス女王の「心温まる思い出」を共有したという。
ウィリアム皇太子夫妻は第2回「アースショット賞」の授賞式のためボストンを訪れている。ウィリアム皇太子が創設したこの野心的な構想は、地球上で最も差し迫った部類の環境面の課題に取り組むことを目的とする。授賞式は2日に予定されている。
ウィリアム皇太子はケネディ元米大統領が1962年に行った「ムーンショット」演説に触発されてこの賞を立ち上げた。演説の中でケネディ元大統領は米国に課された任務として、宇宙探索に向けた取り組みの強化を掲げた。
バイデン氏はジョン・F・ケネディ・ライブラリー・アンド・ミュージアムの外でウィリアム皇太子を出迎えた後、30分ほど共に過ごし、「温かで友好的な、中身のある話し合いを行った 」。ケンジントン宮殿が声明で明らかにした。ウィリアム皇太子も上記の賞に関する自身の世界的かつ長期的な志について共有したという。
ホワイトハウスのジャンピエール報道官はこれに先駆け、気候目標並びにメンタルヘルスの優先順位付けが話し合われる見通しだと述べていた。
バイデン氏はこれまで何度も英王室のメンバーと顔を合わせている。最近では9月にロンドンで行われたエリザベス女王の葬儀がそうした機会になった。ボストンでの面会時、ウィリアム皇太子は葬儀に参列したことに対してバイデン氏に謝意を示した。