W杯決勝、アルゼンチンが優勝 PK戦でフランス破る
(CNN) サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は18日、ドーハ近郊ルサイルで決勝が行われた。3対3のまま突入したPK戦の末、アルゼンチンが36年ぶり、3回目の優勝を果たした。
決勝ではアルゼンチンのキャプテン、メッシ(35)が2得点、フランスのエース、エムバペ(23)がW杯決勝戦では1966年以来となるハットトリック(3得点)を決めた。
メッシは5回目のW杯出場でついに優勝を果たし、86年大会でアルゼンチンを優勝に導いたマラドーナと肩を並べた。大会史上初めて1次リーグから決勝までの全試合で得点するという記録も樹立し、今大会の最優秀選手に選ばれた。
エムバペは今大会計8ゴールで得点王に輝いた。
試合は立ち上がりからアルゼンチンが主導権を握り、前半23分に獲得したPKをメッシが冷静に決めて先制。さらに攻勢を強めて、36分にはメッシ起点の速攻をディマリアが蹴り込んで2点目を挙げた。
フランスのエース、エムバペは得点王に輝いた/Clive Brunskill/Getty Images Europe/Getty Images
ハーフタイム後もアルゼンチン優勢の展開が続いたが、後半35分にエムバペがPKを決めてから流れが変わり、その1分後に再びエムバペが同点ゴール。
2対2で延長戦に突入し、延長後半の開始直後にメッシが勝ち越し点を挙げたものの、エムバペの3得点目となるPKでフランスが追いつき、PK戦となった。
PK戦でフランス2人目、コマンのキックを止めたアルゼンチンの守護神マルティネスは、今大会の最優秀ゴールキーパーに選ばれた。